ジェイゾロフトの副作用には吐き気や嘔吐、動悸、不安、イライラ感があります。
通販で購入できるジェイゾロフトだから、というわけではなく病院で処方されるジェイゾロフトでも同じ副作用があります。
理由は、同じ成分・セルトラリンを配合しているから。
医薬品を通販で購入する際には成分名をチェックしますよね。
通販で買えるジェイゾロフトをチェックしてみると、成分名のところにきちんとセルトラリンと記載されています。
では、どのようなタイミングでこういった副作用を生じてしまうのか?
また、対策方法はないのか?
といった点にフォーカスを当てて調べてみましょう。
目次
飲み始めはアクチベーション・シンドロームに注意
ジェイゾロフトは、飲み始めに不安やイライラ、パニック、不眠といった副作用を生じやすい薬です。
アクチベーション・シンドロームと呼ばれるこの副作用は、ジェイゾロフトを飲み始めてから2週間経過するまでに生じやすいと言われています。
別名・賦活症候群とも呼ばれています。
アクチベーション・シンドロームは体が薬に慣れていない間に生じる副作用です。
しかし、「慣れるまで我慢しなきゃ」と無理をしてはいけません。
通販で買ったジェイゾロフトを飲み、アクチベーション・シンドロームが発現してツライと感じた場合はすぐにでもかかりつけ医に相談してください。
ジッと座っていられないアカシジア
不安やイライラ、パニックの他にも、アカシジアといった副作用に注意が必要です。
アカシジアは静座不能症と呼ばれており、下記のような症状が発現する可能性があります。
【アカシジアの症状】
・座ったままでいられない、ジッとできない
・ソワソワして動き回る
・脚のむずむず感、灼熱感がある
・姿勢を頻繁に変えたくなる
・貧乏ゆすりしていないと気が済まない
ジェイゾロフトを服用後に以上のような副作用が出た場合は、アカシジアの可能性があります。
人によっては1日中歩きまわっていないと気が済まないという人もいるようですね。
服用継続中に吐き気?吐いちゃう原因とは
飲み始めのアクチベーション・シンドロームという副作用を生じますが、それも薬が身体に慣れるまでのお話です。
服用から2週間以上たった後は、吐き気だけでなく嘔吐をも誘発する可能性があります。
吐きたくなってしまう原因として、ジェイゾロフトの作用があげられます。
ジェイゾロフトは脳内のセロトニンを増加するように働きかけますが、その際に身体がビックリしてセロトニンを排除しようとするのです。
その時に生じるのが吐き気や嘔吐。
人によっては吐き気や嘔吐まではいかず、何となくお腹の調子が悪かったり、胃がムカムカする程度のケースもあります。
実は脳内にしなかないと思われがちなセロトニンですが、体内の9割は胃の中に存在しています。
脳内にあるセロトニンはごくわずか。
薬でセロトニンを補おうとすると、胃の中では十分過ぎるセロトニンがあるため必要ないと判断されてしまうのです。
「必要なものなんだよ!」と身体に教えるためにも、多少は我慢する必要があるといわれています。
吐き気がツライ時の対処法
ジェイゾロフトを飲んでいる時に吐き気や嘔吐を生じるのは、最早デフォルトといっても過言ではありません。
しかし、副作用には変わりないので「ツライ」と感じるまで我慢し続ける必要はないのです。
単に薬があなたに合っていない可能性だけかもしれませんし、いくら飲み続けても吐き気や嘔吐が治まらないのはおかしいと疑ってみましょう。
下記はジェイゾロフトで吐き気や嘔吐を生じた場合の対策法です。
・回数を分けて飲む
・増量のペースをゆっくりにする
・飲む薬を変える
市販の胃薬はイヤだと思っている人は、医師に相談して適切な処方薬を出してもらいましょう。
減薬は慎重に!めまいに震えの副作用
薬で治療を続けて「そろそろ減薬したいな」と思うのは、ごく一般的な考え方ですよね。
誰だって薬のない人生を送れるのならそうしたいと願うものです。
ジェイゾロフトで治療をスタートして、症状が落ち着き「もう薬はいらない」となった場合はゆっくりと飲む量を減らしていきましょう。
ジェイゾロフトのようなメンタル面に関わる薬を服用する場合は、急に服用をやめると離脱症状を誘発するからです。
めまいやふるえ、不眠、発汗などといった副作用を生じやすくなり人によってはパニックに陥る場合も。
身体から急に薬の成分が抜けるのは理想ではありますが、ジェイゾロフトのような抗うつ剤に関してはあまり得策ではありません。
そのため、減薬をする際にはゆっくりと慎重に時間をかけて飲む量を調整するようにしましょう。